外資戦コン最速昇格の秘訣と採用の裏側

徹底したケース対策で外資コンサルに入社。その後も爆速で昇格を繰り返した筆者が就活やその後の成功について語ります。

マッキンゼーを落ちた私が泣きながらボスコンに受かった話(その1)

はじめに

 

冬ですね。めちゃくちゃ寒いですね。今日のお昼には雪もチラつきましたし。

こんな寒い日は、就活してたいつかの冬を思い出します。 

 

外資系コンサルに憧れて

マッキンゼーを秒速で落ちて

悩んで

頑張って

ヘコんで

やっとの思いでボスコンに受かった冬でした。

 

ちょっと長くなりますが、思い出しながら書いてみようと思います。 

これを読んだ人の中で就活・転職中の人、これからする人の応援に少しでもなれたらなと思います。

 

外資コンサルに興味を持ったきっかけ

そもそも外資コンサルなんて受ける気なかったです。というかそんな職業あるのも知らなかった。

当時国立大学の理系だった自分は、大学院に行く気マンマンでした。

 

きっかけは三年生の秋のある日、食堂でクラスの仲間と昼飯を食べてる時に就活マニアの一人が「外資コンサルっていう最強の職業があるらしい」と話始めたこと

 

氏いわく、

え、知らねーの?東大京大が受けても倍率100倍くらいで全然受かんない。日本の大企業も経営戦略考えてんのは全部外資コンサルで、日本経済操ってるよ。入った瞬間から大企業の社長にアドバイスして、二年目で年収2000万超える。モテるし金もあるから、外資コンサルに就職した〇〇先輩は家にモデルと女優が同居してるらしい。(実際そんなことないんだけど、それを分かるのはコンサルに入ってからの話。)

 

ウッソ!?やばない?最高すぎw

 

二年目で年収2000万!?それはウソ

 

つかそんなん絶対受からんやろ、、

 

反応は様々。

当時の私達にとって外資コンサルの話は、「アメリカには200億円の宝クジがあるらしい!」と同じレベルの話でした。食堂で500円の野菜炒め定食食べてる自分達から見ると、それくらい現実味のないこと。でも同時に「もしそれが現実なら」と思うと最高に興奮したのも覚えてます。

 

 昔からいろんなことを考えるのが好きだったし、筋道立てて物事を見るのも好きだったので「かなりの論理的思考を求められる」と聞いて、もしかしたら自分でもイケるんじゃないかなーと期待してました。

しかもタイミングよく週末には噂のマッキンゼーの説明会があるらしい…

これは行くしかないでしょ。

 

マッキンゼーの会社説明会が輝きすぎ

 

これはもうホントやばかった。説明会終わった瞬間に「もうここ行くしかない」って思ったくらい。

もうね、何がやばいって、、

 

 

全て。

 

 

  • あらゆる大企業の経営の根本に関わる仕事をしていること、しかも国際プロジェクト
  • 会場に来てる人のキラキラ感。社員の話し方や知性、大らかなコミュニケーション
  • 人を大事にする姿勢。トレーニングや評価制度。会社補助でMBA留学行って世界銀行でインターンしてる人からのビデオレターまであった。

 

後半は凄すぎてにやけてた。「こんな会社本当にあんのかよ」って呟いてた。

 

就活マニアが言っていたことの答え合わせもできた。

2年目で2000万はなさそうだけど、本当に一年目から大企業の社長にプレゼンする場合もある事。

女優やモデルと同居してるわけではないけど、商品のCM制作にも関わり、撮影スタジオでモデルさんと知り合うこともあるなど

 

最後に社員から『絶対受けてよ、どんな人の挑戦もウェルカムだから』と白い歯で言われて、クラっと来てしまった。

『絶対受けます。』即答してた。

 

筆記試験とか余裕でしょ

って思ってました。あの頃の自分に言ってやりたい、『ナメるなよ。』

 

説明会ですっかり魅了された自分はすぐにウェブエントリーを申し込み、徹夜して志望動機を書き連ねて応募しました。

「なぜコンサルなのか?」「なぜマッキンゼーなのか?」という感じの質問だったけど、どちらも会社説明会での感動をそのまま書いた気がする。

ここで微妙な内容を書いた学生は国立大でも落ちる可能性があると聞いていたので若干心配してました。届いたメールにはこう書いてあった。

 

「ご応募ありがとうございます。是非アセルスさんには次のステップに進んでいただきたいと思います。」

 

合格の伝え方までオシャレかよ!!

メールが届いた時には思わずガッツポーズしてました。

 

ただなぜかこの頃から、 

「あ、これマッキンゼー受かることが自分の運命なんだわ」

と都合よく思い込むようになり、どんどん根拠のない自信ができていったように思う。

就活マニアからたまたま外資コンサルの話を聞いたことや、マッキンゼーの説明会に完璧なタイミングで行けたことなどの偶然が重なったことで、全ては運命だと思うようになっていたのかもしれない。

しまいには

 

「筆記試験も何も対策しなくていいっしょ。これでも一応国立受かってるんで、」

 

とナメくさってた。というか、「対策せずにフラッと受けたら、受かった」という格好いいストーリーを体現したかったのかもしれません。

 

このあと筆記試験に向かった私は衝撃を受けることになります。そしてこの甘い考えを心底後悔することになるのです。

 

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